京都・知恵アントレ大賞2022 受賞者決定!
大賞は、ゲノム編集技術を用いた水産物の品種改良により
世界の食料不足問題の解決に取り組む「リージョナルフィッシュ(株)」
今回、初開催となる「京都・知恵アントレ大賞2022」は、応募総数82件のなかから、厳正なる審査の結果、「京都・知恵アントレ大賞」1件、「京都・知恵アントレ賞」3件を決定しました。サポーター企業や産業支援機関等と連携し受賞者の製品やサービスの社会実装を支援していきます。
≪受賞者≫
■京都・知恵アントレ大賞 <活動助成金 300万円>
リージョナルフィッシュ(株)(左京区)代表取締役社長 梅川 忠典 氏(35歳) 創業2019年
「ゲノム編集技術を用いた水産物の品種改良×スマート養殖の展開」
世界初のゲノム編集「動物」食品となる「22世紀鯛」、世界2例目となる「22世紀ふぐ」を発売し好評を得ている。
<選定理由・同社への期待>
遺伝子組換えではないゲノム編集の安全性を積極的にPRするとともに、同社の水産物が市場に浸透することで、世界の動物性たんぱく質不足の解決と国内水産業の再興に期待したい。
■京都・知恵アントレ賞(3件) <活動助成金 各100万円>
iHeart Japan(株) (中京区)代表取締役 角田 健治 氏 創業2013年
「iPS細胞を応用した心不全の再生医療」
iPS細胞から分化させた心筋細胞や血管の細胞から成る再生医療等製品を開発している。心不全患者の心臓に貼付された同社製品からの分泌物(サイトカイン等)が心臓の組織を修復し、心機能が改善すると考えられている。
<選定理由・同社への期待>
ドナー不足等により治療を受けられない心不全患者は少なくない。同社の臨床試験が進み、製品開発に成功することで、心不全患者への新たな治療法の確立に期待したい。
(株)バイオーム(下京区)代表取締役 藤木 庄五郎 氏(34歳) 創業2017年
「生物判定AIと生物分布ビッグデータを用いた生物多様性市場の創出」
いきものコレクションアプリ「Biome」を活用したイベントなどを企業・団体と連携して実施。50万人のユーザーが収集する国内最大級のリアルタイム生物分布データと既存の生物情報を統合した生物情報プラットフォームを構築し、生物多様性分野において、日本主導の環境保全産業を創出する。
<選定理由・同社への期待>
企業活動が自然環境に与える影響の可視化を求める声が高まりつつあるなか、経済活動と環境保全を両立する持続可能な社会の実現への貢献を期待したい。
Flora(株) (左京区)代表取締役 クレシェンコ アンナ 氏(25歳) 創業2020年
「働く女性のココロとカラダを支える『Flora for Biz』」
アプリ『FLORA』を通じて女性のココロとカラダのケアに取り組んでいる。企業向けの『Flora for Biz』では、女性従業員へのセルフケア、ラインケアを通じて、月経や更年期障害など女性特有の課題解消を促すことで、従業員のパフォーマンスを向上させ、企業の業績向上に繋げる。
<選定理由・同社への期待>
同社の取り組みを通じて、多様性を尊重する機運が広がり、一人ひとりの能力を発揮できる創造性あふれる社会が創出されることを期待したい。
≪コンテスト概要≫
■概要
次の時代へとつながる発想や技術で未来を切り拓き、世界へ羽ばたくアントレプレナーを発掘・選定し、サポーター企業や産業支援機関とともに社会実装を支援する。
■公募期間 2022年3月29日~5月27日
■応募総数 82件
■表彰基準
①京都・世界へ大きなインパクトを与えている、または与える可能性が高い“事業”か
②京都経済の未来を担う“起業家”として期待できるか
③オール京都による支援の必要性・有効性があるか
■活動助成金 総額600万円
■二次審査員(順不同・敬称略)
委員長 齋 藤 茂 京都商工会議所 副会頭
株式会社トーセ 代表取締役会長 兼 CEO
委 員 庄 野 裕 介 株式会社Warrantee 代表取締役
立 石 琢 雄 株式会社キョーエン 代表取締役
橋 寺 由紀子 株式会社フェニクシー 代表取締役
東伏見 光 晋 青蓮院門跡 執事長
■サポーター企業・主催・共催団体
【本所 創立140周年記念事業内イベント】
2022年9月28日(水) 於:国立京都国際会館
◇プレゼン:13時~14時30分
◇ブース展示: 13時~19時
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