コラム/お知らせ

【人財育成の知恵袋 vol.7】これからの時代のリーダーとは?

2024年06月10日 コラム

「VUCA時代」という言葉聞いたことあるでしょうか。「VUCA」とはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったこの言葉で、企業を取り巻く環境が急速に変化し、予測が困難な状況を指します。現代社会はその先行き不透明な「VUCA」と呼ばれる時代に入ったと言われています。

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このような時代において、会社を存続させ成長へと導くためには、変化に対応できるリーダーの存在が不可欠です。しかし、一口にリーダーと言っても、人や組織でそれぞれイメージするリーダー像は異なるのではないでしょうか。

多様なリーダー像:それぞれの組織で求められるもの

例えば、同じ製造業であっても、高い技術力と品質管理能力を持ち、現場を統率できるリーダーを求めている企業もあれば、一方で、顧客満足度向上のための戦略立案力とマーケティング能力を持つリーダーを求める企業があるかもしれません。

このように、リーダーに求められる資質は、組織の事業内容顧客層、抱える課題意識によって異なるのです。大切なのは、画一的なリーダー像を目指すのではなく、それぞれの組織に合ったリーダーになる、または育成することです。

リーダーの本質:学び続ける姿勢

では、それぞれ異なるリーダー像では、アプローチは全く異なるのでしょうか? 決してそのようなことは無く、リーダーにとって共通して、尚且つ最も重要なのは「学び続ける姿勢」だと考えています。

VUCA時代においては、過去の経験や知識だけでは対応できない状況が多くなります。だからこそ、常に新しい情報や知識を学び続け、変化に対応できる柔軟性を持ち続けることが求められるのです。

学びの源泉:体系的な知識と多様な視点

学び続けるためには、体系的なリーダー論を学ぶことが重要です。リーダーシップに関する書籍や研修などを積極的に活用し、理論的な知識を身につけることで、状況に応じた適切な判断を下すことができるようになります。

しかし、それだけではありません。自分の会社や業界以外の人と接点を持ち、多様な視点を得ることも重要です。異業種交流会やセミナーなどに積極的に参加し、様々な価値観や考え方を持つ人と交流することで、視野を広げ、新たなアイデアを生み出すことができます。

不安定な時代を生き抜くリーダーへ

VUCA時代を生き抜くためには、変化を恐れない勇気と、常に学び続ける姿勢が必要です。リーダーとして組織を引っ張っていきたいと考えている方は、ぜひこれらの点を意識して、自己研鑽に励んでください。

中小企業においては、限られたリソースの中でリーダー育成を行う必要があり、困難を伴うことも少なくありません。しかし、リーダーの育成こそが、企業の成長と発展の鍵となるのです。経営者や人事担当者は、リーダー育成に積極的に取り組み、未来を担う人材を育てていくことが重要です。

京都商工会議所では、リーダーに関する研修を、「女性リーダー」や「次世代リーダー」といった属性、「問題解決力」や「折衝力」といったスキル、「心構え」や「成長戦略」といったマインドセットなど様々な切り口で、ビジネスシーンで活躍できる「リーダー」になるきっかけをつかんでいただく研修を用意しています。

これらの研修は様々な業界からの参加者同士がグループワークでお互いの学びを共有し、気づきを交換するプログラムとなっておりますので、是非ご活用ください。

次世代リーダーに求められる意識改革と行動変革 7月9日開催
https://www.kyo.or.jp/jinzai/seminar/a_general/sm_120360.html

職場を活性化するリーダー実践研修 7月18日開催https://www.kyo.or.jp/jinzai/seminar/a_general/sm_120367.html

会社を変える創造的リーダーになる実践研修 9月4日開催https://www.kyo.or.jp/jinzai/seminar/a_general/sm_120438.html

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