コラム/お知らせ

経営者のための人財育成通信 vol.4

2024年04月24日 コラム


管理職のリーダーシップとマネジメント

管理職の分類

管理職は「経営層」と呼ばれるトップマネジメント、現場の従業員を直接指示する立場のロワーマネジメント、トップとロワーに挟まれる「中間管理職」を意味するミドルマネジメントの3層に分けて扱われます。このうちミドルマネジメントは「経営層」と「現場」をつなぐ重要なポジションです。
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管理職(ミドルマネジメント)の役割

管理職は、「組織の責任者として、上位方針を踏まえて管理運営、計画作成、業務遂行、問題解決等を行い、企業利益を創出すること」が役割として期待されます。
(※厚生労働省「職業能力評価基準の構成」より抜粋)
これらをスキルや能力面で整理すると、リーダーシップとマネジメントに分類できます。リーダーシップはビジョンを浸透させ目標に向かってメンバーを導くものであり、マネジメントは目標を達成するための仕組みを作り、運用するスキルです。

管理職に求められる「メンバー育成」

株式会社リクルートマネジメントソリューションズの「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査」(2022年9月27日)によると、「人事担当者が管理職に期待していること」と「管理職層が重要だと考える管理職の役割」の第1位はいずれも「メンバーの育成」でした。「メンバーの育成」は外部研修に代表されるOFF -JTや、業務を通じたOJTによる「コーチング」や「ティーチング」が重要な役割を果たします。
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<参考> 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
    「 マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査」(2022年9月27日)


結局はコミュニケーション

成果を創出するためのリーダーシップやマネジメント、部下育成のためには、メンバーとの円滑で充実した関係性の構築がキモとなります。そのためには、アサーションや傾聴等のコミュニケーションスキルが管理職にとって重要な役目を果たします。目の前の業務遂行や課題解決のためにも、改めてメンバーとの関わり方を見直してみてはどうでしょうか。

※本コラムは京都商工会議所会報誌 BUSINESS REVIEW 2023年 5-6月号に掲載分の再掲です。

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