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ヒアリングレポート33
株式会社 ルーツゴルフ
代表者 | 代表取締役 平野 俊雄 |
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所在地 | 京都市山科区御陵大津畑町13?416 |
会社概要 |
![]() ゴルフクラブ、キャディバッグ等のゴルフ用品の製造販売 |
WEBサイト | http://www.rootsgolf.jp/ |
取材日/対応者:平成20年7月22日(月) /代表取締役 平野 俊雄
![](/chie/cmn/img/category/c_img033.jpg)
![強み](http://www.kyo.or.jp/chie/cmn/img/category/c_ctitle01.gif)
国内唯一のアーメット鋼のフェイスのゴルフクラブメーカー。
社長はつるやゴルフで長年営業を行い、ゴルフクラブの販売と製造のいずれの現場も熟知している。
![知恵のつかいどころポイント](http://www.kyo.or.jp/chie/cmn/img/category/c_ctitle02.gif)
ターゲットはアマチュアゴルファー、ひたすら飛びと打感を追及
![市場開拓型・企画段階](http://www.kyo.or.jp/chie/cmn/img/category/c_ico_dan9.gif)
社長は京都出身。大学卒業後、1983年から17年間、つるや株式会社に勤務し、営業職に携わる。当時メーカーの多くはプロ仕様のクラブを作り、これを有名プロに使ってもらい、それを宣伝材料として同じモデルをアマチュアゴルファー向けに販売していた。プロ仕様のものは「止まる」「スピンをかける」「打点が分かる」などの高度な要求に応える反面、飛びにくかったり、スライスしたりしてアマチュアには使いづらい。「本当にユーザーの意向に沿ったゴルフクラブを作りたい。」という思いが高じ、2000年、ゴルフクラブメーカー・株式会社ゴーセンに転職。2年後、このゴルフクラブ製造部門「ルーツゴルフ」を譲り受け、2003年12月、株式会社ルーツゴルフを設立し独立、以来「飛びの創造人」を称し、ターゲットをアマチュアゴルファーに絞り、プロ仕様の高度なテクニックへの対応を一切排除した、ひたすら飛距離の出る打感の良いゴルフクラブの製造販売に徹している。
大手が手を出しにくい素材に特化し、独自のゴルフクラブを開発
![市場開拓型・研究開発段階](http://www.kyo.or.jp/chie/cmn/img/category/c_ico_dan10.gif)
同社のクラブに使用するアーメット鋼は、F18ファントム戦闘機の停止用フックに使われるなど、高強度で粘り強く、弾力性・耐久性に富み、ゴルフクラブのフェイスに使うと、飛距離が出て、さらに打感も良いが、溶接段階で複雑な工程が必要となる上、ステンレスと違ってメッキ処理をしなければならない。また、コストもチタンの倍と、大量生産に向かず、大手が手を出さなかったが、同社はあえてこの製品化に挑戦し成功。価格は他の商品に比べ高いが、他社にない高付加価値商品としている。
![成果・実績](http://www.kyo.or.jp/chie/cmn/img/category/c_ctitle03.gif)
大量販売用の在庫は持たず、「当社のゴルフクラブを気に入ったリピーターを増やし徐々に売上げを増やしていけばよい」という商法で、会社設立以来コンスタントな売り上げを得ている。