「水源の里」地域農産物ブランド化研究会
採択年度 | 平成20年度 |
研究会名 | 「水源の里」地域農産物ブランド化研究会 |
研究テーマ | 「水源の里」地域における農産物・加工食品の地域ブランド化 |
目的 | 過疎化・高齢化した農村集落である限界集落は、安全・安心な農産物の生産に適した地域(「水源の里」地域)である。この地域の活性化を図るべく、数年前より、京都府による「ふるさと共援組織」の活動や綾部市による水源の里条例に基づく活動がそれぞれ実施されている。これら京都ならではの取り組みを踏まえ、京都らしい次の対策を検討するために、地域イメージと対象製品を確定する現地調査・研究会を行う。また、京都府内の農産物関連中小企業と連携した「水源の里」地域における京野菜等の農産物・加工食品の地域ブランド化の社会実験としてコミュニケーションマーケティングの手法を用いた直売会をそれぞれ実施する。
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[研究成果]
- 平成22年度は平成21年12月ー平成22年11月にかけ、「水源の里地域振興会議」(構成NPO法人日本都市農村交流ネットワーク協会、綾部市水源の里地域生産者20名(老富、市志、市ノ瀬地区)、綾部市地域振興課、京都府中丹振興局等)を計5回開催し、目標と計画を検討し、具体化した。
- 目標は、「水源の里」地域での農産物や加工品の生産を通し、地域の振興を図り、地域住人のくらしの活性化などをめざすこと、とし@「水源の里」地域の農産品・加工品の栽培から商品化、流通、販売、評価までのマーケティングを通し、消費者に地域と生産物の話題を提供し、新たな商品のブランド化(認証化)をめざす。そのために、商品の規格を定め、わかるように「包装・シール」をつくる、A地域にあった農産物の多アイテム栽培を研究し、水源の里農産物の多アイテム化をめざす、B安心・安全な農産物づくり、地産地消の推進、顔のみえる「生産と消費」の関係を築きあげる、C生産者、販売者、流通業者、行政、綾部市等との役割分担をはかる、等を課題に活動した。
- 栽培、販売方法は、プチヒリ白菜に取り組み、新たに、米、自然薯芋等を扱い、企画可能商品を増やした。販売は、平成22年11月7 日にコープ城陽、平成22年11月13 日にコープながおかで行い、計2日で、11 万を超える販売高となった。(生産者9名、綾部市職員、京都府職員らで販売を応援した)米 (コシヒカリ)の取り組みは、綾部市水源の里(老富、市志、市ノ瀬)産の米を中心に独自の袋をつくり、“綾部市上林地域産米” とネーミングし、プレゼンテーショ ンを行いながら、平成22年12 月 4 日ー5 日の期間で、京都生脇の9店舗で販売した。利用者の「食味調査」も取り組み、香り、味、粘り等好評であった。
※コープ城陽でのミニ白菜(新種プチヒリ)などの農産物の即売会の様子(平成21年11月7日)
*画像参照元:京都生活協同組合「綾部市「水源の里」ミニ白菜の即売会大好評!」
http://www.kyoto.coop/newslog/2010/11/post_307.ph
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